英語なんて高校の授業でやったのが最後、そんな私がいきなり電話で英語を話さなければならない場面に出くわしてしまった。

仕事で客先に行ったときのこと。行き先はアメリカの会社であり、現場につけば日本語が話せる人もいるということであった。しかし、訪問先に来訪を告げるために電話をしなければならないという。しかも英語で。通訳なしで。

そんなの聞いてないよと途方に暮れるも、電話するしかないじゃない。意を決して電話。

「は、はろー、あいあむ○○(会社名)えんじにあ、あー・・・」なんてことを言うと、電話の向こうの人は「ろんぐなんばー」と言って切ってしまった。これが私の英語に関する初めての学びである。

当時の思考回路はこうだ。いつも客先に訪問するときに、「○○(会社名)のGenです」という感じで名乗っていたので、それを英語に直訳したわけである。ついでに言うと、私の個人名ではなく、会社名の方に重要性があるという認識をしていたのだ。

ちなみにその訪問は、一緒に作業に行っていた相方が再度電話に挑戦し、「はろー、あいあむ○○(その人の名前)」と名乗ったら、あっさり迎えに来てもらえた。

私が変な電話をして、「ああ、そういえば今日どこそこのエンジニアがくるんだったな」と思い出してもらえたらからなのかもしれない。でも、私はここで重要な事を学んだ。

まず名前を名乗る。そんな当たり前のことを失念していた。そしてそれが大事なのはアメリカでも一緒だということを、このエピソードで私は学んだのである。

ちなみに現場についたら「この人達英語まったくダメね」という感じのことを言われた。そこに日本人がいたから分かったことだけども。

今でもあの「wrong number」は覚えている。

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